脱サラ40歳女!不動産開業ブログ

看護師、子育て、うつ発症、過去の経験や毎日の思いを発信中★不動産会社開業、必ず!

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死と向き合う 終末期の意思表示

人間はいつか死が訪れます。

 

私はこれまで

多くの入院患者様と触れ合い

様々な御病気で闘病生活を送られている患者様と向き合い

 

患者様の急変から

亡くなるまで

看護させていただきました。

 

私はうつ病になりひどい所まで落ち

看護師という職を辞めました。

 

患者様や御家族に感謝される

看護師として自分の天職だと思っていましたが

病気後の私は

もう看護師には戻ることができないと判断しました。

 

私が前職で長年経験したこと

感じたことを

今回お話しさせていただきたいと思います。

 

皆様は御家族の死、また御自身の死をどのように考えられているでしょうか。

 

エンゼルケア(死後の処置)

亡くなられた患者様の

身体に付いた点滴のルートやチューブを全て外し

 

体を温かいタオルで拭き

下半身をきれいに拭き

 

男性は髭を剃り

男性も女性も御化粧をします。

 

患者様の最期を御家族と一緒に

医師と看護師

皆でお見送りします。

 

 

患者様のこれまで歩んでこられた人生を想像しながら

 

今まで本当に頑張られました

 

これからはゆっくりと休まれてください

 

お声をおかけしながら

死後の処置をさせていただいてきました。

 

 

患者様の

これまでの既往歴、職業、家族構成などを拝見させていただき

 

入院生活を共に過ごすことで

 

「患者様の生きてきた証」

 

「患者様の死」

 

考えさせられることばかりでした。

 

終末期医療の意思表明書

 

患者様が入院されたとき

 

患者様の御家族に

「終末期医療の意思表示」という書面に

署名捺印をしていただかなければなりません。

 

この「終末期医療の意思表示書」とは何か

 

患者様が入院中に

もし急変した場合。

 

心肺蘇生を行うか

 

人工呼吸器を装着するか

 

気管切開を行うか

 

昇圧剤を使用するか

 

輸血をするか

 

何もせず自然のままか

 

 

患者様の急変時を

上記の中からどのようにするか

判断しなければなりません。

 

御高齢で認知症患者様の御家族の場合

 

患者様の人生の最期を

 

患者様御本人が決めず

 

御家族が判断します。

 

 

もし私の家族が事故に合い

突然病院に運ばれた場合

話せなくなった場合も

同じことが言えます。

 

私、家族が判断し署名捺印を、

突然延命措置の判断をしなければなりません。

 

特に緊急を要する場合

病院に運ばれればすぐに

医療従事者から判断を迫られることになります。

 

先程、

意思表示確認は

入院患者様本人が決めず「御家族が判断する」と言いましたが

 

患者様が

認知症もしくは状態が悪かったり

意思疎通が困難な場合だけではありません。

 

入院患者様が

しっかりと会話ができている状態でも

御家族は患者様御本人には確認せず

御家族だけで判断される場合が多いです。

 

御家族は

「内容的に本人には直接聞くことができないです。本人に聞いても分からないだろうし、、、」とおっしゃいます。

 

皆様、御家族それぞれの状況があると思います。

 

肯定や否定など私ができることではありません。

 

しかし私はこれまでの経験から

 

話ができるときに

意思疎通が可能な時に

 

御家族で

 

死について向き合い話し合うこと

 

治療方針の理解

 

御本人の意思を確認すること

 

大切であると考えています。 

 

難しい医療用語

 

心肺蘇生

心臓や呼吸が止まった場合の救命措置。

 

御高齢で痩せている患者様の場合

肋骨を骨折する可能性が高いです。

 

人工呼吸器

自分で呼吸ができなくなった場合

 

まず気道を確保するため口または鼻から

医師が気管チューブ(挿管チューブともいう)というものを

気管内に挿入し固定。

気管チューブに人工呼吸器の装置を繋ぎ、肺に酸素を送ります。

 

酸素を機能しなくなっている肺へ

機械の力で送り込み

人間の呼吸というものを成立させています。

 

気管切開

呼吸が困難になった患者様が

喉から気管までを切開する手術を行い

切開した穴がふさがらないよう

気管カニューレという管を入れます。

 

喉に入れた気管カニューレの反対側は穴が開いており

患者様は鼻と口以外のその穴で呼吸をしています。

 

喉に挿入している部分は

バルーンという風船状の物を膨らませ

喉から外に飛び出ることが無いよう固定します。

 

また、このバルーン固定だけではなく

気管カニューレの両サイドに紐を通し

患者様の首に常に巻くような形で保持しています。

 

気管カニューレから人工呼吸器への装着が可能です。

 

気管カニューレをされている患者様は

痰が多く溜まりやすくなります。

 

溜まった痰により

患者様の呼吸が妨げられないよう

看護師が定期的に

気管カニューレや口の中から

痰の吸引を行います。

 

気管カニューレも定期的な交換が必要になります。

 

昇圧剤

急変時に血圧が一気に低下した場合

この昇圧剤を使用し一時的に血圧を上昇させます。

 

 

御家族に求められる

終末期医療の書面には内容がもう一つ

 

患者様が食事ができなくなった場合どうするか。

 

経鼻栄養

口から食事や水分摂取ができなくなった場合

全長約80~90cmのチューブ状の長い管があり

それを鼻から飲み込んでもらい、

食道を通り胃まで

約45~55cmの長さまで挿入します。

 

鼻から出ている方のチューブの端に

蓋がついており

 

その蓋を開け

開けた穴と高カロリーの液(濃厚流動食)を入れた

筒状のルートを接続させ

ドロッとした高カロリーの液や水分を

鼻の管から点滴のように滴下します。

 

鼻からチューブが出たままの状態で

鼻にチューブをテープ固定して過ごすため

患者様にとっては違和感があり

認知症のかたは自分で抜いてしまいます。

 

栄養の滴下を開始してから患者様ご自身で管を抜いてしまいますと

気管に入り大変危険なため

 

よく抜かれる患者様は

看護師が常に見守りを行います。

 

患者様がベッドにいらっしゃるときに

チューブを抜いていたら

また濃厚流動食を始める際に

看護師が新しいチューブを入れ直します。

 

患者様には

「飲み込んでください」と話しかけながら

チューブが気管に入らないよう

食道へチューブを入れます。

 

抜いては入れてを何度も繰り返す。

 

患者様にとってチューブの管は

看護師が鼻に挿入するときも

患者様御自身が抜いてしまうときも

両方痛みを伴うであろうと思われます。

 

胃液でチューブが劣化するため

新しいチューブの定期的な交換が必要となります。

 

中心静脈栄養(CVポートという)

鎖骨下の血管からカテーテルを挿入し

先端を心臓付近の大動脈に留置させます。

 

皮膚の中にCVポートという100円玉程の大きさの物を埋め込む手術を行います。

 

この埋め込まれたCVポートに専用の針を刺し

高カロリーの輸液が可能となります。

感染のリスクがあるためCV刺入部の消毒が欠かせません。

 

胃ろう

口から食物を飲み込めない場合

直接皮膚の上から穴を開け

胃まで到達できるような手術をします。

胃まで穴が開いたところに固定できるチューブ状の管を挿入。

 

胃に挿入後

バルーンという風船状のものを膨らませて

管が胃から抜けないよう固定します。

 

挿入した管は胃から残りの管が出ており

その管の先端に蓋が付いているので

 

その蓋を開けて

ドロッとした高カロリーの液(濃厚流動食)を点滴のように滴下します。

 

この胃ろうのチューブは

胃に挿入した部分が胃液で劣化するため

定期的な交換が必要となります。

 

点滴による水分補給

患者様の状態によっては毎日の点滴が必要になります。

御高齢の患者様になりますと

血管の太さが非常に細くなっているため

採血も同様に

点滴のために針を刺す事が非常に困難になります。

どんなにベテラン看護師でも難しくなってきます。

 

 

自然のままに

点滴も何もしない。

食べられる時に食べられるだけでいい。

自然のままに。

 

上記の内容から

御家族が選択し

書面に署名捺印をしなければなりません。

 

突然の延命治療、治療方針の詳細が分からない、判断できない

突然病院に入院され

看護師から

難しい医療用語での説明を受け

 

患者様の最期を

御家族がすぐに判断しなければならない 

 

御家族が看護師の話を聞き

分からない情報を分からないまま判断し

御家族に判断された患者様は

分からないままその通りにする

 

 

私はそうあってはならないと

御家族にとって分かりやすいよう説明することに

注意してきました。

 

 

そうならないためには

医療従事者の

終末期医療に対する分かりやすい詳しい説明も大切ですが

 

私達が前もって知っておくことも

とても重要なことだと考えています。

 

これまでの患者様の人生を、最期の在り方を考える

入院患者様の御家族は

遠方であったり

自分達の生活があるため

頻繁には面会に来られないかたがほとんどでした。

 

 

御家族は来られても

患者様と話をせず

洗濯物を持って帰られるだけのかたもいるのが現実でした。

 

 

現在新型コロナウイルスにより

面会制限もしくは面会禁止という病院が増加。

 

 

患者様が病院に入れば

二度と会えなくなる可能性が

私達家族も含めてあるという現実が来てしまっています。

 

最後に

延命治療には御自身、御家族の考え方があります。

 

良いか悪いか

 正しいのか正しくないのか

 

選択する前

 

特に選択された後も

 

本当にこれでよかったのか

 

患者様御本人

御家族は

悩まれると思います。

 

命の在り方

命の最期を考え話し合うことは

大切だということ

患者様

患者様の御家族から

考えさせられました。